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むぎこちゃん

むぎこちゃんのご冥福を心よりお祈り申し上げます】

むぎこ(元:ももこちゃん) 7月13日午前0時すぎに急逝しました。
直前まで食欲・排泄・動きに特に変わったところはなく、6時間足らずの急変でした。

変化に気づいてやれなかった申し訳なさ。行き届かなかったケアと、かわいがってお世話していると思っていた慢心と、明日も同じ日が来ると疑わなかったこと。後悔でいっぱいです。いつも楽しく生きていたむぎこはもっともっと生きたかったのにごめんなさい。
ケダマの会スタッフ皆さまの人気者だったももこちゃんを私たちに託してくださりありがとうございました。ももこちゃんを迎えて『むぎこ』と過ごした2年間本当に幸せでした。今はただ、むぎこにもう一度会いたい。ただそれだけを思って暮らしています。
小さな骨壺に少しだけ連れて帰りました。いつも機嫌良く立ったハテナ型のしっぽの骨。スラリと白く伸びた脚先の骨。撫でると喜んでいた頭の骨。拾いながら、こんな姿になってもやっぱり可愛くて少し頬がゆるみました。

前日7月12日は日曜日で仕事も外出の予定もない1日でした。いつも通りの朝散歩にごはん。雨が降ったり止んだりの涼しい日で、庭でまめこと日課のプロレスごっこをしたり、思い思いの場所で好きに過ごし、午後からはまめこと並んで昼寝。15時頃になると退屈になり、自分で小屋から敷布を持ち出して振り回す「暇アピール」もいつものことでした。
夕方は、このところ休日出勤が続いていた夫が普段より早く帰宅。久しぶりに2人+2匹で揃って散歩に出ました。いつもは私が2匹連れてワチャワチャな道のりですが、1匹づつリードを持ってそれぞれのペースで歩けました。
帰ってからはブラッシングを。いつもは途中からゴソゴソ動くので適当に終わるのですが、1人が固定・1人がブラシと分担して念入りに掛け、久しぶりに目・耳・歯も拭きました。

晩ごはんを食べ、10分後に嘔吐。すぐに気づいたので嘔吐物を回収がてら確認したら、おやつとフードと草(散歩時のサラダバー)でした。
これまでも3回ほど、食後に嘔吐してその後何度か水様の嘔吐して水を飲んでまた嘔吐して次第に落ち着いて翌朝ケロリ。ということがありました。受診しても異常なし。今回も同じと思っていました。
3時間ほど見守り落ち着いてきたかなと思った頃、今度はウロウロしては伏せる、と身の置き所がない様子になりました。ウロウロが止んだので玄関内に入れようとリードをつけたら外に出たがり、トコトコ歩いて近場で排尿。
いつも玄関内で寝るので寝床があります。そこに伏せてから、しばらくして横倒しになり血便の下痢。もう瞳孔が開き始めていました。30分後に呼吸が乱れて、5分ほど苦しんだのちに息を引き取りました。
動物病院に連絡が取れていましたが、タクシーが来る前の最期でした。

間に合わなかったけれど連れて行くと、「この急変の仕方では、もし早く連れて来ていたとしても助かりません」と。でも、何か分かればと採血してくださいました。
後日お礼を伝えに行くと「死亡後の血液で詳細は分からないが肝臓の数値が高い」「急変のスピードからすると、前から治療していても難しかったでしょう」とのことでした。

むぎこのいた最後の日は、普段通りの、むしろ上出来すぎる素晴らしい1日でした。
予定のない休日で、目が離れる時間がなく、すべてがいつもより丁寧に過ごすことができ、皮肉にもそのおかげでとてもきれいな最期の姿となりました。
翌日、いつもかわいがってくれたご近所さん達に連絡するとすぐに来てくれて、みんな驚き悼み涙を流してむぎこを囲んでああだったこうだったと思い出を語ってくれました。

むぎこにごめんなさいとありがとうを伝えながら、まめこと変わらぬ犬生活を送る1週間でした。
気持ちの整理がつかずご報告が遅くなりましたことお許しください。むぎことのご縁をくださった皆さまには感謝でいっぱいです。ありがとうございました。