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人と動物が共生する社会とはー市民向け講演会ー

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2017年3月26日(日)山口県周南総合庁舎で、環境省・山口県・周南市主催の講演会が催されました。(環境省のモデル事業の一環)

ケダマの会のスタッフ5名が聴講してきました。

まず、環境省自然環境局総務課動物愛護管理室の今西保氏のご挨拶から始まり、次に山口大学共同獣医学部の下田宙助教授より『公衆衛生の観点から見た野犬』と題したお話がありました。

*狂犬病
*マダニによる重症熱性血小板減少症候群(SFTSV)
について、主に話されました。

現在日本では狂犬病発生が確認されていませんが、感染源が犬だけではないこと。同じ島国である台湾で発生が確認された事を考えても、何よりも予防することの大切さ、毎年の狂犬病ワクチン接種の重要性を改めて感じました。

マダニによるSFTSV発症で日本初の死亡者がでたことはご記憶にも新しいかと思います。犬も人もマダニがつかないような対策をすること。犬にはダニ予防駆除薬の投薬が有効です。

次に
カリフォルニア大学デイビス校研究員および日本獣医生命科学大学非常勤講師である田中亜紀氏による
動物福祉についてのお話でした。

シェルターを保有するケダマの会として、大変勉強になる内容でした。

シェルター内の動物福祉を守ること。
健全な頭数と環境、健全な人員によって健全な群管理ができること。
『1000のケージに1000匹が適しているわけではない。』
この言葉に大きくうなずきました。

健全な管理の元、元気で来たら元気なまま次の譲渡に繋げること。

飼い主のいない犬猫を新しい家族に繋げる事はケダマの会の主旨です。

保護したい犬猫はたくさんいますが、現実シェルターはキャパいっぱいです。
保護依頼、保健所収容、迷い犬猫、負傷犬猫を引き取って次の譲渡に繋げたい。
しかし、全てを引き取るわけにはいかないのです。

シェルターの健全な管理と運営ができてこそ、適材適所の安全な譲渡に繋がるのです。

また、
飼い主のいない動物は病気や事故などの危険にさらされています。そんな動物の福祉と同時に人の福祉と地域の安全を守ること。
これは、行政だけでも、民間だけでも、また愛護団体だけでもできないことです。

最後に、動物全体を多方面から見ることが大切で、一側面からの感情は福祉なのか?と、問われました。

ケダマの会は、これからも人と動物の共生と幸せの為に活動します。